強制

世界の性転換関連ニュース

2011年07月04日04:53
タイの性転換者団体がIDカードの改善求める、総選挙の投票に支障も
http://t.co/fsZ94ct

さりげなく『男性から女性に性転換した人が加入する団体のメンバーは2500人強』と言うのがすごいですね。
ちゃんと性転換したのであれば普通の女性として受け入れられるようにしてほしいですね。

インド 毎年数百人の女の子に強制性転換手術
http://japanese1.china.org.cn/life/txt/2011-06/30/content_22893124.htm

女の子を経済的な理由で強制的に男の子に性転換してしまうのは許されないですね。
女性の地位を向上するように努めるべきです。
強制性転換は空想の中で楽しみましょう。

性転換の韓国人女を逮捕=警官と知らず売春誘う-愛知県警
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201106/2011063000823

『男性だったが、2007年ごろタイで性転換手術を受け、韓国で戸籍上の性別も女性に変更。同年10月に来日し、日本人男性と結婚、今年1月に日本の在留資格を取得』という性別ロンダリングとでもいうのでしょうか。
そこまでしても女性と同じに扱われないのが悲しいですね。 

「子どもたちを"性別の固定観念"から解放する」 スウェーデンのある幼稚園の試み

http://news.nicovideo.jp/watch/nw82333

『同園はゲイやレズビアン、バイセクシャルやトランスジェンダーといった人々への理解の育成に、特に力を入れているという』
『ステレオタイプな絵本"、例えば『白雪姫』や『シンデレラ』を置いていない』

トランスジェンダーに理解があるのは素晴らしいですが、きちんと男女のステレオタイプを教えた上で、男の子はこうだけど、今は女の子にもなれるのよ、って言ってあげればいいと思います。

さよなら、オトコノ娘

2011年06月28日19:32
……あっ、きちゃった。
 お昼休みにクラスの子と一緒にお弁当を食べていると、下腹部に違和感を感じた。
「ちょっとごめん」
 お弁当箱を置いて、机の物入れからナプキンが入っているポシェットを取って立ち上がった。
「千尋、今日あれ?」
 仲良しの京子が心配して声をかけてくれた。
「う、うん」
 始まっちゃうと歩きにくいんだ。ずれないように早足で女子トイレに向かった。一番奥の様洋式の個室に入って、ショーツを下ろして便座に腰掛けた。ショーツに張り付けたナプキンを調べる。
 やっぱりだ。ナプキンは透明なおつゆでべとべとになってる。ショーツからナプキンをはがして、丸めて筒のようにして……僕のお股の間で大きくなったオチンチンを包んで上下させる。
「んッ……」
 思わず声が出そうになった。気持ちいいよぉ……。ゆっくり味わっていたいけど、早く溜まってるものを出して鎮めなきゃ教室に戻れない。僕、女の子として女子校に通っているのに、時々こうして女子トイレでオナニーしちゃうんだ。だって僕、本当は男の子なんだもん……。教室で女の子達に囲まれていると、いけないことだと解っていてもオチンチンが大きくなっちゃう。でもしょうがないよね、男の子の生理現象だもん。
 さっきまで向かい合ってお弁当を食べていた親友の京子を男として妄想の中で犯す。抱き合ってキスして、制服を脱がせていく。着替えも一緒だから、京子の体つきや付けてる下着まで詳細に思い浮かべることが出来る。少し子供っぽいピンク色のチェック模様のブラの下の小ぶりな膨らみ。机の上で足を開かせて僕のオチンチンを京子のアソコに強引に入れて激しく腰を動かす。オチンチンをこする手の動きも早くなる。
 あっ、もう出そう。
 その時だった。突然、僕が入っている個室のドアが開いた。 
「あっ、ごめんなさい千尋さん……ってあなた何やってるの!?」
「ふ、ふじよしさん……」
 鍵を閉め忘れてしまったんだ。女子のグループを仕切ってる藤好さんが、ナプキンでオチンチンを包んで上下させている僕を見下ろしていた。視線が僕のオチンチンに釘付けになっている。その表情は眉をひそめて口元は歪み、まるで生ゴミの入ったバケツの蓋を開けたような表情だ。
 男だってばれた。でもイク寸前だった僕は手を止めることが出来なくて、そのまま上下運動を続けた。
「あっ、だめぇっ! みないでぇっ!」
 ナプキンの中に熱い精液がビュルビュルと放出された。トイレの壁に精液がかかってだらだら流れていく。藤好さんに見られて、余計に興奮してしまった。いつもより一杯出ちゃった……。
 僕の興奮が納まると同時に、昼休みが終わるチャイムが鳴った。
 藤好さんは怖い顔をしたままゆっくりドアを閉めた。そのままどこかに走っていく足音がした。
 どうしよう、バレちゃった。この女子校には戸籍謄本をいじくって性別を「女」にして入学してるから、バレたら退学になるかも……。
 いつものように使用済みナプキンを丸めて生理用品のゴミ入れに捨てると、トイレを出て教室に戻った。
 恐々教室を覗いた。藤好さんは何事もなかったように席についていた。みんなには黙っていてくれたのかな。ほっとして僕も席に戻った。

 何事もないまま午後の授業が終わり、放課後になった。
 あー、今日はびっくりしちゃった。まだオチンチンが落ち着かないし、早く帰ろうっと。
 鞄を持って立ち上がろうとすると、藤好さんと仲良しグループが僕の席の周りを取り囲んでいた。
「ちょっといいかしら。話があるんだけど一緒にきてくれる?」
「な、なぁに……?」
「いいから来て、千尋さん。いえ、千 尋 く ん」
 僕の耳元でボソッと言った。やっぱり黙っててくれなかったんだ。ぞっとした。
 藤好さんたちのグループに囲まれて廊下を歩いていく。どこに向かってるんだろう。
 向かった先は北校舎の女子トイレだった。僕は女子に押されるようにしてそのまま女子トイレに入ってしまった。
 女子達に追い込まれるようにして女子トイレの奥まで進むと、最後に藤好さんが入ってきた。入り口のドアが閉まった。
「話って、なに?」
 張り詰めた空気に耐え切れなくなって、恐る恐る、言った。
「訊きたいのはこっちだよ。私達に嘘ついて隠してることがあるよね。出しなさいよ」
「出すって……」
「スカートの下に隠してる汚いモノをみんなに見せなさい。早く!」
「は、はい!」
 スカートに下から手を入れて、ショーツを下ろした。スカートの裾を震える手でゆっくり持ち上げた。
「うわ、ほんとだ」
「千尋さん、ホントに男の子だったの」
 女の子達が僕のオチンチンをみて口々に言った。
「アンタなんなのよ。なんで男の癖にそんなカッコしてんの? 女子校でしょ、ココ」
 藤好さんが腕組みして怖い顔をしていった。
「ご、ごめんなさい。僕、小さな頃から可愛い物が好きで、この学校の制服にあこがれて、どうしても入りたかったんです」
「可愛いものが好きだからって、そんなもんぶらさげて女子トイレ入る必要ないんじゃないの? それも、その……いやらしいことしてたでしょ? まるっきり変質者じゃない。男が女に成りすまして女子トイレに入った時点で犯罪よ、犯罪」
「それ以前に男の癖に女の子の振りして女子校に入ってる時点でまずいでしょ。学校はコスプレ会場じゃないっての」
「着替えも一緒だったよね。私達のコトいやらしい目で覗いてたんじゃないの?」
「このまま警察呼んだほうがいいんじゃない?」
 周りの女の子たちも口々に僕を非難した。
「け、けいさつ。それだけはゆるしてください! ごめんなさい、僕、女の子にあこがれてただけなんです、オナニーしてたのはオチンチンが大きくなっちゃって仕方なく……」
 僕は怖くて脚がガクガク震えてオシッコを漏らしそうになった。
「アンタ、ばか? チンコがおっきくなったら仕方ないんだったら、この世は変質者の天国じゃない。そうならないように男と女に分けてんでしょうが。そんなに女の子になりたいんだったら、そのみっともない出っ張りをどうにかしてからにしなさいよ。いまここで切り落としてあげようか?」
 藤好さんが怖い顔で笑いながら言った。
「ごめんなさい、ごめんなさい、何でもするからみんなには言わないでくださいっ」
 僕はショーツを下ろしたまま両手をスカートの前で合わせて直角に頭を下げた。
「冗談よ。そんな汚いもの触りたくないし」
 恐る恐る顔を上げると、藤好さんは優しい表情で組んでいた腕組みを解いた。僕はほっとして身体の緊張を解いた。
 その瞬間、藤好さんが僕の股間を前からそぎ落とすように蹴った。
「ひぎいっ」
 股間から脳天まで杭を打ち込まれたような衝撃が走った。経っていられなくなって身体を二つ折りにしてトイレの床に倒れこんだ。出そうだったオシッコが押さえた手の間から勢い良くあふれ出てスカートを濡らした。
「あーあ、ちゃんと拭いて綺麗にしなさいね。あんたの身体はあたし達が綺麗にしてあげるから。逃げちゃダメよ」
 なかなか過ぎ去らない激痛で切羽詰った頭の中に、女の子たちの冷ややかな笑い声が響いた。

 久しぶりに教室のドアを開いた。胸がドキドキする。
「おはよう」
「おはよー、あっ、千尋。身体はもういいの?」
 藤好さんが僕に優しく声をかけてくれた。
「う、うん……」
「あっ、千尋。もう身体よくなったの? 大変だったね、手術」
「良かったね、悪いところが取れて」
「これで千尋は私達と同じ女の子の仲間ね」
 クラスの女の子がまわりに集まって祝福してくれた。
 京子もやって来た。
「私たち、これで本当のお友達になれるね」
 にっこりと微笑んで言ってくれた。
「みんなありがとう!」

 ――あの日、男だってばれた後、僕はお医者さんでちゃんと身体を女の子に治してもらうことになった。
 藤好さんのお父さんの病院で診断書を書いてもらい、身体を女の子に治す薬の注射をしてもらってる。
 先月、オチンチンを手術で取ってもらって綺麗な体になった僕……私は正式に女子生徒としてこの女子校に通えることになった。女性ホルモンのおかげで前より肌や体つきがずっと女の子らしく綺麗になって、それにおっぱいも大きくなってきて、それが嬉しくて仕方ない。もうすぐ戸籍も女の子にしてもらえる。
 お父さんもお母さんも私が内緒で女の子として女子校に通っているのを知ったときには驚いていたけど、女子制服姿を見せると「お前はそのほうがいいかもしれないな」って言ってくれた。
 女装して女の子に成りすましたりしないで、最初からこうすれば誰にも迷惑がかからなかったんだね。
「あたしトイレ」
 藤好さんが立ち上がった。
「あたしも」
「わたしもー」
 いつものグループの子が立ち上がった。
「千尋もいらっしゃい」
 藤好さんが微笑んで言った。
「いいの……?」
「ええ。みんなにも千尋がちゃんと女の子になったところを見せてあげて」
 クラスの子と一緒に、赤い女の子マークのついたドアをくぐった。
 あの時オナニーをしていて藤吉さんに見つかった個室に入った。ショーツを脱いでスカートをめくり上げた。洋式の便座に和式のようにして脚を開き、みんなにアソコが見えるように前を向いて座った。
「私の女の子のオシッコを見てください!」
 みっともない出っ張りが消え去って、綺麗になった私のアソコから、勢い良くオシッコがほとばしり出た。
 もう嘘をついたり隠したりして、ビクビクする必要はないんだ。
 私、女の子になって幸せです。(終)

『ソプラノ~僕が天使になるまで~』第2話

2011年06月24日08:52
 第2話 行き違い

 学校を出て、田んぼの真ん中の道を自転車で走る。通学路沿いの田んぼは、稲の刈り入れが終わってすっかり丸坊主になっている。
 遠くの橋の上に同じ学校の生徒が見える。うちの学校の生徒はかっこわるいヘルメットを被っているからすぐわかる。友達同士で何か話しているようだ。
 僕はいつも一人で帰っている。部活なんてしていると他の子と帰りの時間が合わない。それも女子ばっかりの合唱部だ。女子だらけの中で男子の僕は友達って感じじゃないから、なんだか居心地悪い。
 正直、合唱自体好きでやってるわけじゃない。顧問をやってる音楽の戸波先生に熱心に誘われて断りきれなったんだ。
 でも、そのおかげで僕は受験勉強から一抜けできるかもしれない。何でもやってみるもんだね。
 川の向こうに家が見えてきた。古い貸家の一軒家が僕の家。少し離れたところに、前住んでいた二階建ての家が見える。一昨年、お父さんが病気で死んで引っ越すことになった。今は違う家族が住んでいる。ここを通りがかるたびにそのことを思い出して、ちょっと悲しくなる。
 お母さんの車がある。もう帰っているようだ。狭い庭の、さらに狭い車の隙間を通り抜けて自転車止めた。玄関のドアを開けた。
「ただいま」
「お帰りなさい、やっぱりお母さんのほうが早かったわね」
 台所からお母さんの声がした。当たり前だろ、そんなの。
 狭い台所を覗くと、お母さんが馬鹿に機嫌よく料理をしている。いつも仕事で帰りが遅いから、たまに家に居るとこうして張り切るんだよな。テーブルの上におおきなおひつが出ている。中身は酢飯だ。また散らし寿司だ。
 僕の部屋に背負い鞄を投げ入れた。台所でてお洗ってうがいをする。うがいをするのは癖みたいなものだ。
 お母さんがテーブルに散らし寿司を小皿に取り分けて並べた。お母さんがたまに家にいるといつもこれだ。張り切って作ってくれるのは嬉しいけれど、僕はもう飽き飽きだよ。
 久しぶりに向かい合って食卓に着くのがなんだか照れくさい。お互いに無言で散らし寿司をお皿にとって、黙々と食事をする。
「そうだわ。せっかくだから一緒にパンフレットを見ましょう」
 思い出したようにお母さんが言った。
「いいよ後で」
「これからお世話になる学校のことなんだから、よく調べておかないとでしょう」
 やれやれだ。僕の部屋の戸をあけて鞄を引きずり出した。先生からもらった紙袋を背負い鞄から取り出して、入学パンフレットをテーブルの上に並べた。
『せいじょいん』と読むらしい。表紙にローマ字でそう書いてある。緑に囲まれた赤レンガの洋風建築の校舎の前に、セーラー服の女子生徒達が並んで笑っている。この白い襟の付いたあずき色のセーラー服ははちょっと可愛いな。
 仕方なくパンフレットを手にとってパラパラとめくる。なんだか写っているのは女の子ばっかりだ。
「教育理念……女子校には共学にはない美点があります。聖叙院学園では『清心・純潔・慈愛』の建学の精神をモットーに、人として、女性として大切な心の育成を教育の基本としています。女性としての気品ある行動を身につけるためには、礼儀作法を始め日常生活のマナーや伝統を学ぶことが重要です……ってこれ女子校じゃないの?」
 お母さんの前にパンフレットを放り投げて見せた。
「そう? 女子校とは書いてないわよ」
「見ればわかるよ。ほら、写真は女しかいないし、制服のページに女子のやつしかないじゃん」
 無理やりページをめくって見せた。
「おかしいわね。先生が間違ったのかしら。まあいいわ。私は仕事休めないから、優ちゃんが明日先生に訊いておいて」
「それじゃあ、今日何しに学校来たのかわからないじゃないか」
「そんなことより中身を一緒に見ましょう。ねえ見て、この学校綺麗ねえ」
 お母さんは、まるで他人事のように散らし寿司を食べながらパンフレットを見始めた。
「ほら見て、特待生って毎月10万円も貰えるみたいよ。助かるわ」
 特待制度のページを見つけてお母さんが喜んでいる。本当だ、全部の条件満たすと10万円以上になるみたいだ。そりゃあ、生活が苦しいのはわかっているけど……。僕もお母さんに負担をかけたくないし、親孝行はしたい。でも、そのために女子校に行くなんてありえない!(つづく)

『ソプラノ~僕が天使になるまで~』第1話

2011年06月11日00:46
『オレオレ!?』の本文作業が終わったので今回から新シリーズの連載です。
 不定期になりますが宜しくお願いします。
 初稿なので書き直すかもしれません。

 進路相談

「河合君は素晴らしい音感と声をしているから、声楽の方面に進む気はない?」
 がらんとした教室の真ん中で、担任の鈴木先生が僕に言った。先生とお母さんが話をしている間、退屈で下を向いていた僕は、急に話を振られて顔を上げた。先生が普段はしないような笑顔で僕を見ている。
 鈴木先生の顔をまじまじと見てしまった。先生はいつもよりおしゃれをしているつもりなのか、化粧もちょっと濃い。唇なんて真っ赤だ。面接だからってそんなにオシャレすることはないのに。
「ええっと……」
 何の話をしているのか聞いていなかったのでぽかんとしていると、先生はそのまま続けた。
「もしあなたにその気があるなら、音楽の戸波先生が推薦してくれるそうよ。私立なんだけど、音楽科があるの。河合君の成績だったら無試験で特待生として推薦入学できるそうよ。特待生は学費が安くなるし」
「試験を受けなくても特待生になれるんですって。優ちゃん、どうする?」
 お母さんが僕のほうを向いて嬉しそうに言った。うちは母子家庭だから学費が安くなるのは助かる。何より試験を受けなくてもいいのは僕が助かる。
「……ちょっと行ってみてもいいかも」
「よかったわ。戸波先生に相談してみるわね。この中にパンフレットが入っているから一応目を通しておいてね」
 先生が茶色い紙袋を取り出してお母さんに手渡した。袋には太い文字で『聖叙院学園』と書いてある。なんて読むんだろう。
 面接が終わった。
 二人で先生に「ありがとうございました」と頭を下げて教室から出た。
 今日の面接は僕達で最後だった。廊下には誰もいない。お母さんの仕事の都合で一番最後の時間ににしてもらったんだ。もう夕暮れで廊下に西日が射して、校舎はオレンジ色に燃えている。
「さあ早く帰ってお夕食にしましょう。一緒にご飯を食べるの久しぶりね」
 お母さんがそう言って、廊下を歩きながら僕の手を握ろうとした。
「ちょっとやめてよ。恥ずかしいよ」
「あら、久しぶりだからいいじゃない。前は手をつないでくれたのに」
「僕はもう大人だよ」
「いくつになっても優ちゃんは優ちゃんよ」
「その呼び方もやめてよ。女の子みたいじゃないか」
 お母さんと一緒にいるところを誰かに見られたら恥ずかしいから、玄関までなるべく離れて歩くようにした。先生もそうだけど、なんで女の人って学校の面接くらいでおしゃれしてくるんだろう。見ているだけで恥ずかしい。
 玄関で靴を履き替える。
「帰りはどうするの? 車で一緒に帰る?」
 家から持ってきたスリッパをバッグにしまいながらお母さんが言った。
「いいよ。自転車あるし、先に帰る」
「そう? 車だからお母さんのほうが先に着いちゃうからね」
 自転車に乗って駐輪場から出ると、校門のところでお母さんの車が追い抜いていった。ウインカーを点滅させて僕に合図してら。
 はいはい、わかりました。先に行っててよ。(つづく)
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